コメディカル部門 リハビリテーション科

首・腰・股・膝 手術を受ける時のリハビリテーション

股・膝関節などの人工関節置換術、頚髄症や脊柱管狭窄症などで手術を受けられる方に対して術前・術後にリハビリテーションを実施しています。
変形性関節症、ヘルニア、狭窄症などは不良姿勢や、生活習慣が原因で起こるともいわれています。術前には、患部のみならず全身の姿勢評価を行い、術後には幹部の負担を軽減するために他部位の問題点に対してもアプローチする事が重要となります。

当院で取り組んでいる首・腰・股・膝の術前後のリハビリテーションの一例

・人工膝関節全置換術
手術前より患者さんの身体の状態を把握し、また日常生活で膝関節へどの程度の負担が生じていたのかを確認します。
術後は全身状態に応じて早期よりリハビリテーションを開始していきます。術直後は手術した部分以外の運動より開始し、痛みの減少に合わせて手術した部分の運動を実施していきます。また、ベッドから起きる、座る、立つ、歩くなどの動作訓練も順次開始し、また、段差昇降、床からの立ち上がり等、退院後の生活に向けたリハビリも実施していきます。退院後は住環境などに個人差がある為、当院では運動療法のみでなく、日常生活での注意点や自主訓練指導も実施していきます。

・人工股関節置換術
股関節の手術には人工股関節全置換術や人工骨頭置換術などがあります。
術前の身体状況や患部の負担を確認し術後は早期よりリハビリテーションを開始します。ベッドから起きる練習から開始し順次退院後の生活へ向けた練習を実施していきます。
術後の特徴として無理な姿勢をとることで脱臼する可能性があります。そのため脱臼を予防するための動作方法を指導しながら実施していきます。退院後の生活環境には個人差がある為、個々の生活スタイルやご自宅の環境に合わせた日常生活での注意点や自主訓練指導も実施していきます。

・頚椎症性神経根症・頚椎症性脊椎症
首の脊椎と脊椎の間にある椎間板が変性することが基礎となった疾患です。当院では手術前から介入し、手術後は疼痛や手術前の症状が再燃しないように、姿勢指導や補助具の選定、家事動作などの日常生活動作指導などを行っています。退院後も、外来リハビリテーションにて患者様の生活をサポートできるよう勤めております。

・腰部脊柱管狭窄症
背骨(脊椎)の中心には神経(脊髄)が通る穴があり、この神経の通路を「脊柱管」といいます。脊椎の変形が起こるとその脊柱管の中を通っている脊髄神経に圧迫が加わり、また血流が悪くなることでお尻や足が痛くなったり痺れたりする症状が出ます。
そのため治療としては、患者様の症状の強さに合わせて手術をしない保存療法(薬物療法)と手術療法を選択します。保存療法では痛み止めや血行を良くする薬を処方され、また腰を安定させるためのコルセットをつけ、足腰の筋肉を落とさないようにするリハビリテーションなども行います。
手術療法では術前に症状がみられる患部の痛み・痺れ・筋力の程度や、座る・立つ・歩くことが出来る時間や距離などの日常生活について細かく確認します。そして術後は全身状態に応じて早期よりコルセットを装着してリハビリテーションを開始していきます。痛みの程度に応じてベッドから起きる・座る・立つ・歩くなどの動作訓練を順次開始し、退院後の生活に向けたリハビリテーションも実施していきます。また、患部(腰部)に負担をかけないための動作の工夫点について(例えば物を持ち上げる動作など)を患者様本人だけでなく、ご家族の方にもご指導しています。

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