コメディカル部門 放射線科

大腸CT検査(CTコロノグラフィー)について

日本人の死因は、がんが1位を占めます。中でも大腸がんは、女性で最も多く、男性で3番目に多いがんです。早期に発見すれば、高い確率で完全に治す(治癒)ことができます。
大腸がん検診で便に潜血が見つかっても、内視鏡検査を嫌がって、早期発見が大切ながんを進行させてしまう方がいますので、負担の少ない大腸CT検査をお薦めしています。

【2015年度 がん患者罹患数推計】

大腸CT検査(CTコロノグラフィー)ってどんな検査?

大腸を炭酸ガスによって拡張させ、マルチスライスCT装置を用いて撮影することで、大腸の3次元画像を得ることができます。仮想大腸内視鏡検査とも呼ばれており、内視鏡検査と比較して苦痛が少ないと言われ、短時間で(15分~20分)検査をすることが可能です。

大腸CT検査の長所と短所

●大腸CT検査

長所
  • 体外からの撮影であるため、苦痛が少ない。
  • 3次元的に大腸の全体像や病変の形状、他臓器との位置関係が正確に把握できる。
  • 腹部を撮影するため、大腸の外側の情報も把握できる。
短所
  • 組織検査ができない。
  • 病変の色や硬さの情報が得られない。
  • 平坦な病変は検出しにくい。
●大腸内視鏡検査

長所
  • 直接腸内を観察でき、病変の検出能が高い。
  • 病変の組織を採取し、検査することができる。
短所
  • カメラが腸内を通る為、苦痛を伴うことがある。
  • 腸のヒダに隠れている病変については、死角となり検出しにくい。

画像診断の流れ

  1. 大腸の走行、形状の把握をします。


    大腸のみの画像

  2. 大腸を縦に切り開いた画像です。大腸の内腔を平面的に表示できます。丸印が病変部です。


    仮想内視鏡の大腸展開画像

  3. 病変部の仮想内視鏡拡大画像です。


    病変部分の拡大表示

  4. 腸の内部より隆起した病変部です。


    病変部分の拡大展開画像

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